銭湯経営向上計画!

このページでは、銭湯の運営側にたって、銭湯の経営向上に関するデータを蓄積し、「どうすれば銭湯が盛り上がり、経営が向上できるか?」考えてみる企画です。

家庭にお風呂があるなか、果たしてどういう方向で銭湯を運営していけばよいのだろうか?という難問ではありますが、現代にあった運営方法があるはず。私の本業が事業企画であり、また実家が銭湯であることから、研究をしてまいりたいと思います

また、皆様のご意見も募集しております。お問い合わせまでご連絡ください

銭湯が激減。その影には?

私の実家のとある市の銭湯はここ20年で三分の一に減っていた。20年ぶりに訪れてみると、そこは空き地になっていたり、取り壊し中だったりと見る影もなくなっていた。もちろん、営業している銭湯もあるが、昔ほどの賑わいを見せているところは少ない。

一方、びっくりしたことがあった。それはスーパー銭湯が出てきたことである。しかも、自転車で通える範囲に数件も。これでは潰しあいになるのではないだろうか?と心配になってくる。大きな資本を持つ企業が銭湯と競合になるととても太刀打ちはできない。

お客さんを見ていると、各家庭にも内風呂があるため、お風呂に来る目的が体を癒すことが主目的となり、軽いレジャー感覚で来る場合が多そうだ。となると、大きくていろんなおお風呂、軽食、くつろげる場所などを考えると、スーパー銭湯に人が流れるのは目に見えている。

スーパー銭湯もいまや乱立しており、非常に競争が激しくなっている。そんな中、生き残るのは緩くはない。

銭湯が生き残る3つのポイント

しかし、銭湯だってそれなりの魅力があるはずだ。銭湯の魅力とはなんだろう?

銭湯の魅力=手軽にさっと入れる、地元密着、アットホーム感だろう。また、運営から見たメリットとしては個人事業である場合が多く、機動性に優れていることである。銭湯の欠点は、アットホームで常連客を相手にしてきたため、宣伝があまりできず新規顧客が捕まえられることが少ないことだろう。そこでこれらの考え元に3つのポイントを導くことにした。

@機動性を利用し、コミュニティスペースとしての活用

A新規顧客を獲得するための方法

B店舗外での顧客のサポート

これらのポイントを抑えることで、少しでも銭湯が<にぎわいを見せてもらえれば、幸いである。

次回はこの3つのポイントの具体例を挙げていきたいと思います。

@機動性を利用し、コミュニティスペースとしての活用

銭湯を営んでいるのは、個人や家庭単位ですので、企画をすぐにスピーディに実行に移せる強みがあります。この強みを生かして、地域のコミュニティスペースとして、活用できないか考えました。

銭湯を利用するのは年配から高齢者の方が多いため、こういった横のつながりを深める場を提供することも可能ではないでしょうか。銭湯にはそこそこの脱衣場のようなスペースがあります。例えば、そこで地域の方が集まり、いろんなイベントをする等。考えてみたのですが、以下の活動がいいのではないでしょうか?

・介護施設と協力して背中を流す活動

・子供達を集めてのイベント

・トークイベント

・地域のスポーツ少年団の子供達にも入ってもらえるシステム

いろいろアイデアが思いつきます。こういった活動を通して、銭湯を知ってもらい、気軽通えるようなシステム作りが可能だと考えております。

A新規顧客を獲得するための方法

新規顧客を獲得するためには@の方法もありますが、手軽にできる宣伝方法が求められます。

・チラシの作成
路上で配るチラシですと、新規開業でない限り、既にご近所さんは知っている方が多く、また印刷代がかかるため、あまり有効ではないかもしれません。近くの店舗さんに張っていただくなどは効果的かと思います。チラシ作成はワードかパワーポイントなどがお勧めです。

・ホームページ
チラシ以外ですとホームページがあります。インターネットの普及とともにホームページがあって当たり前になってきて、お客さんはお金を払ってお店に行くので、失敗はしたくないため、インターネットでお店を探すのに大いに活用されています。WEB制作会社に頼むと、かなり高額になり、経営に負担がかかります。なるべく負担をかけないでホームページを作るには既にあるテンプレートを利用することをお勧めします。

このホームページも実は以下のサイトから無料のテンプレートをダウンロードし、使っています。

ホームページのテンプレートは無料からはじめよう。byほくなれ

現在、分かりやすいマニュアルも作成中で、初心者でも作りやすい構造にできるよう頑張っているようです。

B店舗外での顧客のサポート

店舗以外で果たして顧客をサポートできるか?これはどういう意味かといいますと、お店にいかなくても、お店からの情報を得たり、お店に問い合わせをしたりの作業となります。ポイントカードもありです(店舗内ですが)、例えば、メールマガジンの発行やホームページやブログの開設などもそうでしょう。